楽渓社

パドル

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パドルの話をしておきたいと思います。

ラフティングで使う道具でまず一番に思うのがパドルでしょうか?


日本語だと櫂ですね、棒の先に水をつかむための板がついた感じのやつです。
ラフティング参加にあたり絶対必要な道具でで皆様に使っていただきます。

さて、水をつかんでボートを操作するのには必要な道具ですが、ラフティングにおいては意外と危険な道具となります。
突然ですが、梃子の原理って覚えていますでしょうか?
中学生で習う物理です。簡単に言うと、支点力点作用点です。
パドルは長い棒で両手で扱います。
川下り中に皆様にパドルで一生懸命漕いでいただきます。
その時にガイドが必ず言うことは「パドルのTグリップ(T字状の握るための硬い先端)は絶対に離さないでください!」です。
どういうことかと言いますと、例えば右手でTグリップ左手でパドルシャフトの真ん中あたりを持つのが基本ですが、その際にうっかりTグリップの右手を離すとあら不思議!パドルシャフトの真ん中を持つ左手が支点となります。
そして水中にあるパドルの先端がなにか障害物にぶつかるとそこを力点としてTグリップが作用点となりしかも!Tグリップが丁度持っているご本人のお顔の前に!?力の向きによっては動いた瞬間にTグリップがご自身のお顔を痛打するという事故にあう可能性が高いです!!!
鼻血が出たり歯が欠けてしまったり、メガネが壊れたり痛くて辛くて悲しいことばかりが起きやすいです。

みなさま!Tグリップは川下りの最中には絶対に迂闊に離さないでください!

絶対のお約束です。

この記事を書いた人

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楽渓社代表鈴木邦之です。川では(くに)が呼び名です。 横須賀から富良野に住み紆余曲折の後にアウトドアガイドになり早20余年。今やベテランといわれるガイドになりました。時にはうっかりお客様よりアウトドア遊びを楽しんでしまうようなガイドです。お越しの皆様の川遊びの楽しいひと時をご案内させていただきます。よろしくお願いします。

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